今回は、確定申告で8割の人が間違える勘違いをまとめました!さっそく見ていきましょう!
①領収書やレシートは税務署に提出する?
領収書は税務署に提出する必要ありません。青色申告なら確定申告書Bと青色決算書、白色申告なら確定申告書Bと収支内訳表の提出のみです。
領収書は万が一、税務調査が入った場合に、経費の証明として必要になるのでしっかり保管はしておきましょう。
②支払調書がないと確定申告出来ない?
支払調書とは?
支払調書とは、企業がフリーランスの方に業務を発注したときに、「どんな内容で年間いくら支払ったか、報酬からどのくらい天引きしたのか」を集計した書類のことです。
支払調書は、発注した企業側が、税務署に提出することが義務付けられています。
報酬を支払う企業に対して支払調書の作成と提出を求めることで、報酬を受け取ったフリーランスの申告内容と合っているかを確認することが出来ます。
支払調書の対象となる職種
弁護士・税理士などの士業の方への報酬、デザイナーやライターなどのクリエイターに支払う報酬で、一定の金額を超えるものについては、支払調書が必要になります。
支払調書の発行の必要性と提出の義務
発注者の場合、支払調書の発行・提出義務が生じます。しかし、支払調書はあくまで税務署に対して提出する義務がある書類であり、報酬を支払ったフリーランスに対して交付をする義務はありません。
フリーランス側からすれば、支払調書の写しをもらったほうが確定申告のときに計算がラクになるメリットがあります。多くの企業が支払調書の写しをフリーランス側に送付していますが、あくまで義務ではない点を押さえておきましょう。
注意点
金額が合わない場合
発注者側からもらった支払調書と、口座の入金金額が合わない場合が多々あります。支払い調書は、会社によって作成基準が異なり(正しいのは請求ベースなのですが)混在しているのが現状です。
フリーランスは支払調書に頼らずに日々帳簿付けを行っていく必要があります。
フリーランス側にもマイナンバーが必要
フリーランス側は企業からマイナンバーの提示を求められますので、事前に準備しておきましょう。
③確定申告書を提出したら税務署からのチェックOK?
税務署での受付は、単に「書類の受理」を行なっただけです。たとえ書類に不備があっても、受け取ってもらえます。
中身をチェックするのは、税務調査に来た税務調査官です。
④確定申告の書類に不備があったら逮捕?
すぐに逮捕されたり刑事罰になったりはしません。もちろん、悪意があったり金額がものすごく大きい場合は話が別ですが、基本は間違いを指摘されたら修正をすればOKです。
⑤白色申告の方が青色申告よりも簡単?
実は青色申告10万円と白色申告の手間は、ほとんど同じ。白色にメリットはないので青色申告を行いましょう。