確定申告を行う前に「決算整理」というものを行う必要があります。
決算とは、1年間の事業に関する収入や支出を計算して、まとめることを指します。
個人事業主の会計期間は1月1日から12月31日までです。つまり12月が決算月となります。
決算月(12月)には「1年間の取引を記録した後でしか計上できないもの」を処理していきます。そして、決算整理の際に行われる仕訳は「決算整理仕訳」と呼ばれます。
例えば以下の場合に、決算整理仕訳の入力が必要となります。
決算整理仕訳が必要なケース
・仕入れた商品の在庫がある
・30万円以上の資産を購入したため、減価償却資産がある
・通信費や光熱費など事業外でも使っている経費を入力している(家事按分)
・家賃を事務所として使っていて、賃料を先払いしている(前払い金)
・開業費がある
・サービスは提供したけど、まだ受け取っていないお金がある(売掛金)
・サービスは受けたけど、まだ払っていない金がある場合(買掛金)
ここからは、具体的な決算処理仕訳の方法を解説していきます。