目次
売掛金と買掛金の処理
期末(12月)では、年度をまたぐ取引について決算処理をする必要があります。まずは「売掛金」と「買掛金」の処理を行なっていきます。
なお、買掛金の場合、支払方法が会計ソフトに紐づけているクレジットカードの場合、この処理は必要ありません。自動で処理されます。
銀行振込の際は、この処理が必要になるのでご注意下さい。
サービスを提供したけど、まだお金は貰ってない
「サービス・商品を提供したけど、まだお金は貰ってない」
これを売掛金といいます。
例えば、12月に納品をして、入金は翌年の1月になる場合です。この場合は、今期の売上として計上する必要があるため、決算処理をする必要があります。
例
12月13日にWEBデザインを納品
1月20日に売上が銀行口座へ入金される
決算月(12月)の処理
発生日 | 借方 | 貸方 |
---|---|---|
12/13 | 売掛金100,000円 | 売上高100,000円 |
来年に入金があったら処理する
発生日 | 借方 | 貸方 |
---|---|---|
1/20 | 普通預金100,000円 | 売掛金100,000円 |
サービスの提供を受けたけれど、まだお金は払ってない
「サービス・商品の提供を受けたけれど、まだお金は払っていない」
これを買掛金といいます。
例えば、12月に商品を仕入れて、お金を支払うのが翌年の1月になる場合です。これは今期の仕入れとして計上する必要があります。
例1
12月13日に商品を仕入れた
1月20日に銀行口座から送金する
例2
12月13日に外注先に取引を依頼をした
1月20日に銀行口座から外注費を送金する
決算月(12月)の処理
発生日 | 借方 | 貸方 |
---|---|---|
12/13 | 仕入れ高100,000円 | 買掛金100,000円 |
来年に処理
発生日 | 借方 | 貸方 |
---|---|---|
1/20 | 買掛金100,000円 | 普通預金100,000円 |